「みかんよもやま話」カテゴリーアーカイブ
みかん(カンキツ)の起源
みかんの起源はいつごろかご存知でしょうか? 今から3000万年前の地質時代第三期中期頃だそうです。 地質時代第三期中期とはどんな時代と言われてもピンと来ませんが、現在、存在している哺乳類 サイ、キリン、鹿、牛、カバ、猫、 … 続きを読む
みかん(カンキツ)の原生地
それでは、みかん(カンキツ)の世界の原生地はどこなのでしょうか? これについては ・インド東部のヒマラヤ山麓からアッサムにかけての地域 ・中国の四川省以東の揚子江流域以南と浙江省から広東省に至る沿岸地域 が原生地とさ … 続きを読む
みかん(カンキツ)の日本への来歴
それでは、日本のみかん(カンキツ)の来歴はどうでしょうか? 古来、我が国で自生していたカンキツはタチバナ(橘)だけです。 3月3日のお雛祭りの雛壇で飾られる「右近の橘」です。 現在、日本にある品種は、外国から導入され … 続きを読む
みかん(カンキツ)の増え方
今までは、みかん(カンキツ)の世界的な広がりについてお話してきたのですが、では、みかん(カンキツ)はどうやって増えるのでしょうか? 「そりゃあ、接ぎ木やさし木に決まっているでしょ。」と言われる方がおられると思いますが … 続きを読む
みかん(カンキツ)の分類
日本ではいろいろな種類のみかん類(カンキツ)が出回っていますが、その分類、又それにまつわる由来を追いかけて行きますと 大変おもしろいことが見えてきます。 それで、カンキツの種類(分類)のお話です。 ★ちょっと今回は退屈で … 続きを読む
みかん(カンキツ)の日本への導入年表
温州みかんが終わりますと晩柑類が出回ってまいりますが、それらの来歴を これから、品種と品種の原生地からの伝播、日本への導入年代の要素に従って順に探って行くことにします。 ◆おさらい1 【よもやま話3】では日本古来の固 … 続きを読む
シトロン(枸櫞)と本草和名
■さらに、時間を追って来歴を見ていきましょう。 西暦800年から900年の間に、中国からシトロンがもたらされたことが本草和名に記載されています。 【本草和名(ほんぞうわみょう)】 西暦918年 深根輔仁(ふか … 続きを読む
柑子(こうじ)と徒然草と御伽草子
■さらに、時間を追って来歴を見ていきましょう。 西暦900年から1000年の間に前回のよもやま話7でお話した本草和名(ほんぞうわみょう)で柑子(こうじ)が記載されています。 ◆この柑子は、外国から日本にもたら … 続きを読む
金柑(きんかん)と庭訓往来
■さらに、時間を追って来歴を見ていきましょう。 西暦1300年から1400年の間の庭訓往来(ていきんおうらい)にキンカンが、記載されています。 このキンカンは、中国から日本に導入された、丸キンカンであると推定されてい … 続きを読む
九年母(くねんぼ)と下駄隠し
■さらに、時間を追って来歴を見ていきましょう。 ●この1400年から1500年の間、室町時代の前半にインドシナからクネンボ、中国より大紅みかん、小紅みかん、花柚(ハナユ)が導入されたとみられます。 クネンボ(九年母) … 続きを読む