みかん(カンキツ)の原生地

mikan-photo01 それでは、みかん(カンキツ)の世界の原生地はどこなのでしょうか?

これについては
・インド東部のヒマラヤ山麓からアッサムにかけての地域
・中国の四川省以東の揚子江流域以南と浙江省から広東省に至る沿岸地域
が原生地とされています。

前者のインド東部を中心とする地域ではインド野生みかん、シトロン、ライム、レモン、ブンタン、ダイダイ、オレンジ、ポンカン等の原生種が見られます。
後者の中国地域では、ユズ、みかん類、きんかん、カラタチなどの原生種が確認されています。
この二つの地域即ち、インド東部と中国地域が世界のカンキツの原生種を網羅しているのでカンキツの原生地とされています。
でもね、オレンジ、ライム、レモンなんかは地中海沿岸のイメージが強いですよね。

これにお役に立ったのがアレキサンダー大王なんです!
アレキサンダー大王が東方遠征(紀元前334年~紀元前323年)のおり、東インドからシトロンをヨーロッパへ持ち込んだとのことです。
シトロンは日本では、なじみがありませんが現在でも地中海沿岸地方で栽培されており、イメージとしてレモンの皮の厚いような果実です。
生食用ではなく、皮の砂糖付けや果実酒の原料にしています。
その後、11世紀頃、アラビア人によりレモンがインドから中近東に伝わり、その後地中海沿岸に伝わって行きました。
オレンジ類の地中海沿岸地方への持ち込みに貢献したのは、どうやら「十字軍」のようです。

それにしても、アレキサンダー大王とか十字軍とか戦争よって、カンキツが世界に広まって行ったのも面白いですね….

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