金柑のお話

mikan-photo03■さらに、時間を追って来歴を見ていきましょう。

キンカン
そう、おばあちゃんが砂糖で煮たものを、のどのお薬として飲まされた思い出があります!
キンカンの来歴もブンタンの来歴と同じなんです!
1826年(文政9)年に中国の逝江省 寧波(にんぽう)の船が遠州灘で難破しました。
清水港に船体修理のため寄港したのですが清水市の名主柴田権左衛門が世話いたしまして、そのお礼に船員からキンカンの砂糖漬けをもらいその種子を蒔いて生えた苗が始まりなんです。
ブンタンも中国の交易船が難破して、薩摩の国 阿久根に流れつき、この時、中国語の通訳であった原田喜右衛門の大変、親切な取扱に感激した交易船の船長が 原田喜右衛門にプレゼントしたのが始まりでした。
キンカンにしろブンタンにしろ困難に遭遇した人に 暖かい手を差し伸べた人の心がその人の心を動かしたのでしょうか……

ところで、こんな歌があったような気がするんですが
『みかん きんかん 夏みかん♪ 子供は親とは 口きかん♪』
それよりか製薬メーカーさんの
『みかん、きんかん、酒のかん♪ 嫁を持たせにゃ はたらかん♪』

でしたっけ!?

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